相続した家の片付け|売却・解体までの順番と気をつけること

相続した家をどうするか決めるには、まず中を片付けないと判断が進みません。一方で、片付けを先に進めてしまうと困ることもあります。順番と注意点を整理しました。
相続した家の片付けは、①相続放棄を検討中なら処分を始めない(承認とみなされることがある)②相続人で出口(売る・解体する・貸す・残す)と費用負担を決める ③権利証や通帳などの書類を探す④出口に合わせて片付ける——この順番で進めるとやり直しが起きません。
まず確認:相続放棄を考えている場合は片付けを止める
相続放棄を検討している場合、故人の財産を処分すると相続を承認したとみなされることがあります。判断に迷っているあいだは片付け・処分を始めず、弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。
相続放棄には期間の制限もあります。 「とりあえず片付けてから考える」が、いちばん避けたい進め方です。
相続人のあいだで決めておくこと
片付けを始める前に、相続人のあいだで次の点を決めておくと後々もめにくくなります。
- 家をどうするか(売る/貸す/残す/解体する)
- 片付けの費用を誰が、どの割合で負担するか
- 形見分けしたいものがあるか。だれが何を希望しているか
- 買取になったものの代金をどう扱うか
- 作業に立ち会うのはだれか。写真での報告が必要か
とくに「買取になったお金の扱い」は、あとから話題になりやすいところです。 先に決めておき、買取明細を全員が見られるようにしておくと安心です。
片付けの前に探しておきたい書類
手続きで必要になるものが、家の中に残っていることがあります。処分の前に確認してください。
- 不動産の権利証・登記関係の書類、固定資産税の通知
- 預貯金の通帳・証券口座の書類・印鑑
- 保険証券・年金関係の書類
- 借入・ローン・保証に関する書類
- 遺言書(見つけた場合は開封せず専門家に相談)
- 建物の図面・建築確認の書類(解体や売却で役立つことがあります)
当社の作業中にこうしたものが出てきた場合は、その都度お知らせしてお渡しします (遺品整理の進め方)。
売る・解体する場合の順番
そのまま売る・解体して土地として売る・貸す・しばらく残す。どの出口を選ぶかで、片付けの範囲が変わります。
どの出口を選ぶかで、片付けの範囲が変わります。
| 出口 | 片付けの範囲 |
|---|---|
| そのまま売る(中古住宅として) | 家財をすべて出し、簡単な清掃まで。買主の希望で設備を残す場合も |
| 解体して土地として売る | 家財をすべて出す(残置物撤去)。設備は解体に含められることも |
| 貸す | 家財を出し、設備の状態を確認して必要な補修を行う |
| しばらく残す | 通路の確保と、傷みやすいもの・においの出るものの処分を優先 |
解体まで決まっている場合は、撤去と解体をまとめて段取りするほうが 工程のつなぎ目で止まりません。当社は解体工事も自社で行っています。
費用を抑えるために
相続した家の片付けは量が多くなりがちです。費用を抑える方法はいくつかあります。
- 売れるものを混ぜない:家具・家電・工具・農機具・金属は買取の対象になることがあります。
- 一度にまとめて出す:何度も通って少しずつ出すより、まとめたほうが効率的です。
- 残すものを先に決める:仕分けの時間が減り、㎥数も正確に出ます。
- 解体予定なら、設備の扱いを先に確認する:二重に費用をかけないため。
当社の費用は1㎥あたり20,000円(税別)からで、買取できたぶんは差し引いてご提示します。 農機具や機械、金属くずがまとまって出る場合は、 鉄くず・金属の買取もあわせてご検討ください。
遠方に住んでいる場合
相続した家が静岡県内にあり、ご自身は県外にお住まいというご相談も多くあります。
- 現地確認のうえ、お見積りをお送りします
- 作業の前後を写真でご報告します
- 鍵のお預かり方法もご相談いただけます
- 片付け・解体・近隣へのご挨拶まで、現地での段取りをお任せいただけます
くわしくは空き家・実家の片付けをご覧ください。
まとめ
相続した家は、①相続放棄を検討中なら処分を止める ②相続人で出口と費用負担を決める ③必要書類を探す ④出口に合わせて片付けるという順番で進めると、やり直しが起きません。 片付け・残置物撤去から解体まで当社でまとめて対応できます。 遠方からのご相談も承りますので、まずは状況をお聞かせください。
出典・参考(公的機関)
※リンク先は各機関・自治体の公式ページです。制度・料金・手数料は変わることがあるため、最新の情報は各ページでご確認ください(2026年10月21日時点で確認)。
よくある質問

